元ホストの無料塾

今日の深夜に気になるテレビがあったので、夜遅くまで起きていた。
MBS ドキュメンタリー映像'13『リベンジ!〜元ホストの無料塾〜』
http://www.mbs.jp/eizou/backno/130217.shtml
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130216-00000134-san-ent
塾の講師が市大出身ということで、ひょっとしたらと気になっていていた。
高認高等学校卒業程度認定試験)だが、前は大検(大学入学資格検定試験)
であった。大きな違いはあまりないが、合格後に進学しないと
課程を修了していないので、学歴は中学卒業となる。


一度、学歴のレールから外れたり、社会のシステムに乗り遅れると、
軌道修正するには膨大な時間と労力を要する。
しかも、人生の機会費用を損ずる可能性が高くなる。
高認の受験者数は3万人程度だということで、決して少なくないものだが、
昨今の夜間課程の統廃合や単位制や三部制などの教育課程の改編が、
需要と供給に即したものなのか、あるいは多様化する人生経路を
補完しようとする対策なのか、そのどれもなのかも知れないが、
自分が夜間課程という、一種特殊な環境に居たせいもあって、
番組の内容は興味深かった。


レールという言葉というのも、受動的過ぎているのだが、
人間というのは、社会に居るためには、何かしら敷かれた線路を
選んで乗っていくのだろう。自分で運転して進むのもあれば、
普通に客車に乗って決められた目的地へ進むものもあれば、
知らず知らずに牛さんを乗せる貨車に乗っている場合もある。
でも乗り換えは、いつでもできる。